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3日目
今日は一日自由行動だ。

8時ぐらい妻に起されて、9時ホテルを出る。
3階のレストランで朝飯が食えるのだが、あまりおいしくないので、外食することにする。

ファラーパーク駅の近くで食べようとしたが、道に迷ってしまって、リトルインディア駅に行ってしまった。
あとになって気がついたが、ファラーパークは本当に近いのに、途中で曲がってずっと探していたのだ。

でも、リトルインディアは色んな屋台があると地球の歩き方に載っていたので、ちょっと手間が省けたという気持ちだった(笑)

早速、その屋台に向かう。
日曜日のせいか閉まっている店が多かった。
でも、一部分おいしそうな店が開いていたので、どれにしようか迷う。

その中、足が止まった店は「ココナッツラーメン」を売っているところだ。
妻も同じものを頼み、ちまき寿司みたいなものの頼んだ。
ココナッツラーメンはとてもおいしかった。
牛乳ラーメンのような感じだ。
だが、入っている貝がちょっと変な感じだった。
生に近いのだ。
噛むとぷしゅと塩水の味がする。
妻はその貝をひどく嫌い、俺にまわしてきやがった。
最初は「おいしいおいしい」と食べたが、あまりにも貝が多かったので飽きてきた。

次はちまき寿司を開ける。
するとお互い顔が固まる。
ちまき寿司ではなくて、魚ご飯だったのだ。
しかも量がハンパじゃない。
お互い頑張って食べ、完食した。
ひとつだけ困ったのは、反応を伺ってじっと見ている店員がいたので、残せなかった(笑)


そして、近くにあった果物屋で初めてスターフルーツをジュースにしたものを飲むことにする。
ドリアンも食べたかったが、置かれていなかった。
スターフルーツは前々から気になっていたものだ。
さっそく試飲してみると・・・
キュウリ味が口の中いっぱい広がって、にがいのか甘いのか分からない食感が脳を刺激する。
ようするにあまりおいしくなかった。

腹を満たした後、市場を通り抜け、リトルチャイナ駅に向かった。

今日はセントーサ島へ遊びに行くのだ。
そこに大きなマーライオンがあるという。

ハーバーフロント駅で降りると、すぐ上にロープウェーが見えた。
そして、ハオは山の上にあるロープウェー乗り場まで登った。
しかし、道を間違えたせいで別荘らしきところまで歩いてしまった。

「どこにあるんだろう?」と思ったら、妻が怒っていた。
「どうしたんだ」と思って聞くと、「さっきから駅ビルの上にロープウェー乗り場があると言っているじゃん」と言う。
ただの筒抜けだと思っていた俺だが、本当に駅があったことを知ったときは妻の言う分はきちんと耳を傾けるべきだと反省した。


さっそく、その駅ビルにUターンし、エレベータで頂上のロープウェー乗り場に行った。
全面ガラス張りのロープウェー(一人23ドル)と普通のロープウェー(一人15ドル)があった。
もちろんセントーサ島の入場券込である。
俺は思い出を作るために全面ガラス張りのロープウェーに乗りたかったが、妻はそこまでこだわる必要ないと。
あとになって本当に選ばなくて良かったと思った。
なぜなら、全面ガラス張りロープウェーを待つために別行列に並ばないといけないし(余計待つ)、 無駄に高いし、全面というより半全面ということだったから、普通とあまり変わらないと思った。(最初は椅子も屋根も全部ガラスだと思っていた(笑))

ロープウェーに乗ると・・・なぜか山の方面に向かってしまい、お互い「乗り先を間違えた!?」と思ったが、結局どっちに乗ってもOKだった。
色んな景色が楽しめて得した気分だった。
とても高く、船の上を通るときはすごい気持ちがよかった。


10分ほどでセントーサ島に到着。

すぐ近くに大きなマーライオンタワーが建っていた。
まずはそこに行くことにした。

すると、すぐ近くにハオが前からやりたいと思っていたヘビ使いがいた。
首に巻いて記念写真を撮るやつだ。
妻は見ないフリで通り去ろうとするが、俺は「やろうやろう!」と連れ戻す。
5シンガポールドルを払うと、"コレ着ル?"とヘビ使いの服装を渡され、全部着てからヘビをドサッと首に乗せてもらった。
ヘビはヌルヌルとかしているのかなと思ったが、違った。
うまく説明できないが、さらさらという感じだった。
そして、キュートな目とチョロチョロと舌を出すヘビは大変可愛い。
たまに強い力が伝わってきたが、ハオも負けまいとヘビを伸ばしたままにした(笑)
念願の夢がかなって、大満足なハオ。
「写真撮って!」と怖がる妻にお願いする。
すると、ヘビ使いは"貴方もおいで"と手招きをする。
「いやーーー!」と否定する妻だが、ヘビ使いは無理やりドサッと妻の首にも乗せる。
そのまま固まって青白くなる妻。
そして、ヘビ使いが写真を撮影する。
大変良い思い出になった(笑)


鳥肌だらけの妻と近くにあるマーライオンタワーに行く。
近くまで行くと、でかい!
記念写真を撮って、マーライオンタワーの中に入った。
3年前の地球の歩き方では一人3シンガポールドルと書いてあったのに、一人8シンガポールドルだった。
3年間で400円も値上げしたのね・・・汗


中でマーライオンの由来を短い映画として流しているのを見たが、冷房が効きすぎてとても寒かったので、映画どころじゃなかった。
途中で受付からもらったゴールドメダルを機械の中に入れると、なにらかのカードが出てきた。
あとで景品と交換らしい。
個人的はゴールドメダルが欲しかったが・・(笑)

そして、龍の前で記念写真を撮り、エレベータでてっぺんまで行った。
マーライオンの口から景色を眺め、そこで記念写真を撮り階段でマーライオンの頭の上からセントーサ島、セントーサ島の向こう側の景色を眺めた。


1階に戻ると、なにらかのカードを係員に渡すと、うちわをもらった。
妻はキーホルダーだった。
ドラゴンの前で撮ってもらった写真とマーライオンの口の前で撮ってもらった写真を見せてもらうと、マーライオンの口の前の写真の出来がよかったので、記念として買うことにした。

次はバタフライパークという昆虫館に行く。
世界一大きなカブトムシ、生きた昆虫、サソリなど4000匹以上の昆虫の標本が揃っている所だ。
ここの建物に入ってから、ハオはずっと胸が高鳴りしていた。
なぜなら、ここで生きたサソリを数匹、自分の腕や体に乗せてくれるサービスがあるそうだ。
シンガポールに来たら是非挑戦したい!とずっと思っていた。
だが・・・どこにもなかった。
どうやら日曜日だったので休みだったみたいだ(涙)
土産屋で人面虫の標本を8シンガポールドルで購入する。

ここから、ちょっと歩いたところで無料バスに乗って、シロソ砦の近くで乗り換えをし、 ドルフィン・ラグーンまで行く。
そこではピンクドルフィンに触れるそうだ。
妻が前から楽しみにしていた。

その前にお腹がすいたので、昼飯にしようかということにして、レストランが集まっている場所まで移動した。
そこで、インドカレーを食べる。
妻は食欲がないらしく、ピーナッツ粥だけ食べて済ませる。

食後、近くのアジア大陸最南端の地へ行った。
そこは吊り橋を渡っていきます。
結構、長いのですごい揺れます(笑)
高くはないので怖くはないのですが、海の上を揺れながら渡るのはなかなか楽しかった。


そこの展望台で椅子に座り、少し昼寝をしました(笑)
気持ちよい風が吹いていて居心地よかった。

30分くらい昼寝をして、ピンクドルフィンが触れる所に戻る。
開演までの時間が近かったので、少し人が多かった。
ショーは1日4回で11時(平日は訓練のみ)、1時半、3時半、5時半です。

入場券とピンクドルフィンを触れる券を2枚購入しようとするが、水着が必要だったらしい。
水着を持参していなかったので、諦めることにする。
入場券はアンダーウォーターワールドの入場券とセットで一人17シンガポールドル15セント。
ここが終わったら行こうという話になった。

ちょっと早かったらしく、いい席を取ることができました。
20分後、すごい人たがりになってきました。
そして、ショーがはじまるが、ハオは睡魔に襲われてほとんど寝ていました(笑)(というが、気持ちよい風には勝てなかった(笑)
最後にピンクドルフィンを触るイベントがはじまり、何人かの子供、外人が触って楽しんでいた。

1時間くらいでショーが終わり、アンダーウォーターワールド行きのバスに乗る。
アンダーウォーターワールドは海底水族館です。
日本でもあるような水槽の中をトンネルで抜けながら、下から魚の動きを観察できます。
なかなか楽しかったです。
途中にクリオネがあったので、とても感動した。
初めて見たのだが、とてもきれいだった。


出口に戻ると、近くに孔雀が放し飼いにしてあったので、アップで撮るぞと思って必死に追いかけたが、孔雀は逃げるのでなかなか撮影に苦労した(笑)


時間は17時位になっていて、そろそろとある場所へ行こうかと思った。
妻には内緒していた計画を密かたてていたところに連れていくために。
夜のお決まりであるファウンテンガーデンである。
そこは噴水ステージで繰り広げられる音と光とレーザーの幻想的かつ豪華なスペクタルショーです。
水のカーテンにコンピュータアニメやレーザーアニメを融合させるなど世界でも注目をあびるショーとして有名なところです。

マーライオンタワーまで戻るバスはひどく混んでいた。
何回も無理やり割り込んでくる人もいたので、腹をたてた。

やっとの思いで降車し、マーライオンタワーまで歩く。

そこで少し休憩しようということにした。
マーライオンタワー1階にあった喫茶店で、パンとジュースを買うことにする。
ジュースは「お〜いお茶」と似たようなものである。
水を除いてずっと甘いものを飲んでいたので、苦い味も懐かしくなったからだ。
飲んでみると、その期待は裏切られた。
そのお茶には砂糖がたっぷり入っていて甘いのである・・・
最後まで我慢して飲みました。 しかし、お茶に砂糖はないだろ・・・涙

30分くらい休んでから、ファウンテンガーデンに向かう。
マーライオンタワーから徒歩5分くらいの距離だ。
何人か係員がいて、誘導していた。
18時45分はじまる予定まで2時間ちょっとある。
おかげでいい席も取れた。
はじまるまで30分近くなると、いい席が取れたのが申し訳ないと思うぐらいファウンテンガーデンは満席状態になった。


あたりが暗くなってくると、マーライオンの目が緑色に光ってきた。
余計不気味だけど・・・(笑)
そして、ショーが始まった。
すごい音楽が流れ、水のカーテンにテレビのように色々なキャラクターが動いていたのだ。
言葉にできないぐらいすごい幻想的だった。


ファウンテンガーデンを作るまで400万ドルもかけたようです。
400万ドルって日本円に直すと、5億円ぐらいですよねぇ・・・汗
だが、残念だったのはイベント中、なにを言っているのか分からなかったことだ。
しかも妻は英語力がないので、聞き取れない。
とりあえず雰囲気だけ楽しみました。


1時間後、ショーが終わったら客は一斉に帰りはじめた。
俺らもセントーサ島でディナーをしようかと考えたが、セントーサ島は値段が高いので、チャイナタウンで食べようということにした。

ロープウェー乗り場で、切符がどこに売っているのか分からなく何度も迷った。
しかもそのために3回も長い列を並び直したぐらいだ。
本当に長い列だった。
30分ぐらい待ってようやくロープウェーに乗れた。
ロープウェーから眺める夜景はとてもきれいであった。

地下鉄に向かう途中、シンガポールのろう者を見かけた。
英語手話で話していた。
話したい気分だったが、今、話しかけると「これから一緒に飯を食べないか?」と誘われるに違いない。
そうしたら、英語力と英語手話のできない俺らに対して途中途中、話が途切れて退屈になるだろう。
しかも明日夜中出発なので、話しかけるのはやめた方がいいと判断して、地下鉄に向かった。

ハーバーフロント駅からチャイナタウン駅まで2駅だった。
だが、そこはとても寂しいところだった。
なぜか客誰一人もいないのだ。
救いだったのは駅の隣が警察署だったってことかな?(笑)

外に出ると、ここがどこなのかも分からない。
地球の歩き方を見ても分からないので、とりあえず目印であるビル郡に向かって歩いた。
すると店がいくつか並んである所に辿り着く。


どこで食べようかと悩んでいてもオススメスポットが分からないので、適当に中華料理店を決める。
メニューを見ても相変わらず写真のない文字だけなので、一応中国人の女性の店員を呼んで「(笑)hat do you point?」と筆談すると、読めなかったらしく、別の男性のところに行くと意味が通じたらしくお勧めの料理を教えてくれた。
台湾焼きそばと上海焼きそばと ワタリガニの黒コショウ炒めを注文した。

その前にタイガービールで乾杯する。
タイガービールは本当に飲みやすくおいしい。


台湾焼きそばとシンガポールのビーフンが来る。
少々油っぽかったが、俺の舌には合った。


最後にワタリガニが来た。
最初にイメージしていたのと違ってビックリした。
そのワガリガニ、唐辛子たっぷりだったのだ。
食べてみると、とても辛く何度も涙が出た。
しかし、完食しないといけない。
味は悪くはなかったが辛すぎて辛い。
結構お腹の中からぽかぽかした気がした。

食後、チャイナタウン駅に戻って、ファラーパーク駅で降車し、ホテルに戻る。
時間は23時ぐらいだった。
いやはや疲れた。
明日は夜中の2時に起きないといけないので、とりあえず荷物を整理して風呂に入って寝ることにする。

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