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6日目
朝起きたときは体調が戻っていなく辛い。
しかし、今日は帰らないといけない。
荷物の整理をし、チェックアウトをした。
ゲストハウスのオーナーに「グッド ゲストハウス!」と言うと大喜びして握手してくれた。
キムは朝早くからいない。別の日本人をガイドしに行っているだろうか?
そしてソロのバイクで3人乗りし、バスまで連れて行ってくれた。
ソロとお別れである。

バスに乗ってしばらくは寝ていた。
とにかくきつかった。
ほとんど寝ていたので、気がついたときはプノンペンに着いていた。

プノンペンはやかましかった。
バスが着く早々、バイタクの人に囲まれたが無視して先を進む。

そのとき思い出したが「リコンファーム」だ。
リコンファームとはフライトの予約再確認のことです。
出発の72時間前までにリコンファームをしなかった場合は航空券の予約を自動的にキャンセルされてしまう。

面倒くさいが、旅行会社を探して受付の人に電話を依頼した。
「I am deaf.I want Reconfirm.Please you phone.OK?」とメモ帳に書いて見せても通じない。
自分の航空券の予約番号とか見せるとすぐ通じて電話をかけてくれた。
助かった。
問題ないと言われ、「ハウマッチ?」と電話代を払おうとすると「No」と拒否していた。
なんという暖かい人情!!何度も「オークン!(ありがとう)」と御礼を言った。

バスの窓口に行って「アイ ウォンツ ゴー シアヌークビル.プリーズ バスチケット」
と言うと、「ツゥモロゥ?」と言っていたので、「ノー、ツゥディ」と言うと「ノー、フィニッシュ」と言われた。

今日のバスは終わってしまったのか!
困ったな。どうしようか・・・とツーサと相談していると知らないおじさんから「シアヌークビル?」と声をかけられた。
「イエス」と言うと、なにらかとつぶやいていた。
もしかしたら「他の場所にあるよ。」と言っているかもしれないと思って「アザー?」と聞くと、「イエス!アザー」と言っていた。
そして、『バイクで行くよ。』とハンドルをまわしているフリをしていた。
バイタクの人だった。
『二人で1ドルだ』と言っていたので、お願いすることに。

別のバスチケット売り場に連れてもらったが、そこもバスが終わっていた。
バイタクのおじさんも困っている顔をしていたので俺は「トラック オーケー」と言うと、ひどく驚いていた。
観光客がトラックに乗ることは珍しいことらしい。。。
『そこに連れて行くよ。だが、そこに行くには二人で2ドルだ』と料金上乗せしたが、時間なかったのでお願いすることに。

早速そこの場所に連れてもらってバイタクのおじさんが運転手に声をかけたり色々サポートしてくれた。
すると人が集まってきて、『車ならある』と言われた。
「ハウマッチ」と聞くと『一人4ドル』。バスと変わらない値段だ。
それなら、車でもいいかと思ってお願いすることに。

ワゴン車で、中に11人〜12人固まって座った。
狭かったが、ないよりマシだったので我慢した。


運転手から『シアヌークビルのどこに泊まるんだ?』と聞かれたので一応候補としているゲッコージーとお願いした。

しばらく車の中で寝ていた。
15時から19時大体4時間ぐらいだった。(休憩は2、3回)
山の上を走っていたので、寒くなってきた。


あたりは暗くなったとき、シアヌークビルに到着した。

運転手に「オークン!」と御礼を言い、降りると一人のバイタクの人が近づいてきた。

「ウェアー ケッコージー?」と聞くと『OK,乗りな』と言っていた。
「ノー!アイ ウォント ウォーク!」と言うと、バイタクの人はバイクの座席に指を刺して「ノーマネー!ノープロブレム!カミオン!」と言っていたので驚いた。
半分警戒しながら3人乗りで乗ると、ちゃんとゲッコージーに連れてもらった。
すると、そのバイタクの人はフロントに行ったのだ。
ホテルの人だったのだ。
となると、さっきのワゴン車の運転手がわざわざゲッコージーに電話をして迎えをよこすようにしてくれたのか。
ひどくうれしかった。ありがとう!運転手!!

ゲッコージーはフランス人がベトナムの女性と結婚して、ゲストハウスを建てて経営しているのだ。


一泊4ドルだった。
部屋は蚊帳を張ってあっておしゃれだった。
さっそくチェックインした。

トイレに行ったとき、正直引きつった。
フランス人の習慣かどうか分からないけど、トイレに日本語で「トイレットペーパーが詰まるのでトイレに流さないでゴミ箱に捨ててください」と書いてあるのだ。
つまり目の前で拭き終わったトイレットペーパーを山積みにさせるのか・・・
抵抗がありすぎた。これからどうしようと悩んでいたとき、ツーサが「手で拭いたらどうだい?」と提案が。
手で拭く方法か。考えていなかった。
汚いというイメージがするので、「なんかなあ」と思っていたがツーサは「気持ちいいよ」と言うので、トライしてみることに・・・

本当だ!!
すっげー気持ちいい!
しかもきれいになるし、全然苦じゃない。
今までパンツを履くとぴしょぴしょになるイメージがあったが、それほどでもなかった。
新たな一歩に目が覚めるハオであった。
なによりトイレットペーパーが節約になるので便利な方法だなと思った。

ツーサはお腹がすいたらしいので、1階にいき料理を頼むことに。
俺は昨日から具合が悪いので食欲がない。
今日一日水だけで済ませている。

するとフランス人がパソコンでゲームをやっていた。
そのゲームを見ると「あっ!エイジ オブ エンパイア!」と声をあげる。
日本で俺も夢中になったゲームだ。
フランス人がそれを聞いて笑顔になり、色んなゲームを見せてくれた。
かなりゲーマーだなあ・・・
その中に俺の好きなバトルフィールドもあったので、「アイ ライク バトルフィールド!」と言うと喜ぶフランス人。

そして、『パソコンやりたいよ』と言うと、フランス人は『OK!1000リエルでいいよ』となぜか値下げしてくれた。
本当は1時間1ドルだったのだ。

喜んでさっそくパソコンを変わってもらうと、フランス人はいきなりゲームを起動させようとしたのだ。
俺はゲームがしたいんじゃなく、インターネットがしたいのだ・・
「No!アイ ウォント インターネット」と言うと慌ててIEを開いてくれた。
もしかしたらフランス人はゲームをやりたいと思ったから1000リエルに値下げしてくれたのでは?という気がしたので、メールチェックを済ませた後、バトルフィールドをやることにした(笑)
俺は日本でバトルフィールドをよくやっているので、慣れて場面をフランス人が見ると「お〜」という顔になっていて、近くにいた東洋人から声をかけられた。
日本人だと思ったら中国人だった。

交流したかったが、正直具合も悪かったので遠慮した。

ツーサがメールチェックすると親から返事が来ていて、迎えに行くということだった。
一安心である。

ツーサも食事を済ませたので、部屋に戻った後すぐ寝ることにする。
明日には体調が戻っていたらいいのだが・・・

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