第七話「人間を燃やす匂いはどんな匂い?」
あまり笑えない話だが、グロテスクマニアの人は興味ある話だと思いますw
日本の火葬場で、匂いをかかせてもらうなんでナンセンス。
遺族の方に殺されますね。
でも、見られても大丈夫な所があるんです。
場所もよるんですが、ハオが経験した所はインドです。
インドの人々が死ににやってくるという有名な場所、聖都バラナシでハオは3日間のんびり過ごしました。
そこは火葬場が有名です。
ガンガー河の近くに火葬場があり、24時間死体を燃やしています。
インドの習慣では火葬するとき、遺族の人と友人たちはお祭りのように騒ぎます。
そして、火葬するのを眺める多くのインド人と観光客。
この火葬場であるルールがあります。
絶対、写真を撮ってはいけません。
なぜなら、火葬をすることはきれいに燃やしてこの世に残さないという習慣があるので、
写真に撮るということは写真に残される(つまり、この世に残される)という意味で、タブーなのです。
カメラを取られるか罰金か殴られるか運が悪ければ、殺されるときもあるので、注意ください。
(これでもワイロを払って、こっそり撮る人もいるそうですが)
さて、長くなりましたが、この火葬場でハオはずっと眺めていました。
すると、風向きが変わって、ハオのところに煙が襲い掛かってきたのである。
そして、かきました。
人間を燃やす匂いを。
さて、人間を燃やす匂いとは…
牛肉の匂いがしました。
信じられないでしょうが、そんな匂いがしたのです。
もちろん、「おいしそう!」と食欲感を高める匂いではないのですが。
しかし、同行した友人談いわく「すごく臭いよ!」
結論が出た。
人間を燃やす匂いの判断は人それぞれです。
(余談:本当に火葬場はおぞましかった。更に燃やしやすくするために、頭蓋骨を割ったり、体を無理やり曲げたりしていました。)